シンビジウム
ろう細工のような独特な質感をもつランで、もちのよさには定評があります。1輪1輪が大きく形も造形的だから、切り分けても存在感と華があるのが魅力。
最近は、切り花でも茶系やボルドー色などの渋い色みのものが増えてきました。リップ(唇弁)の色をアクセントにすると、アレンジが格好よく決まります。
●長もちアドバイス
花は茎が短いほうが長くもちます。シンビジウムは1輪にボリュームがあるので、1本を長く使うより茎に長短をつけ上手に切り分けて。
Dry Texture_ドライな質感の花と
ドライの葉のリースで囲めば、艶めく花びらがみずみずしく
まっ白なシンビジウムを短く切り分け、浅いコンポートにふんわりと。周りをドライにしたユーカリのリースで囲んだので、肉厚な花びらのなめらかでみずみずしい質感がいっそう際立ちました。
●シンビジウム(スワロータカラヅカ)、ルリタマアザミ、ユーカリ・ポプラス(ドライ)など
Vivid Color_ビビッドな色で
目に鮮やかな蛍光グリーンは、反対色に近い色でパッキリと
淡い蛍光グリーンの発色のよさが目を引くシンビジウム。この色を華やかに見せてくれるのが、反対色の赤に近いオレンジ系のダリアです。赤より色が淡く複色なので、目立ちすぎずにリップの濃い色も引き立てます。
●シンビジウム(アリスルナほか)、ダリア、センニチコウ、ルスカス
Antique Image_アンティークなイメージで
アンニュイな花色に高貴なエレガンスを薫らせて
シンビジウムのくすんだピンクに、茶系のバラを合わせました。すると、ゴージャスでありながらアンニュイ、しかも品のある雰囲気に仕上がります。インパクトたっぷりのギガンジウムも加え、高さのある器からこぼれるようにいけると、エレガント。
●シンビジウム(エリザベスほか)、バカ(カフェラテ)、ギガンジウム、ナデシコなど