おしゃれ写真のためのスタイリング&撮影講座Vol.4

素敵に飾った花がもっと素敵になるスタイリングと撮影の方法をご紹介! SNS映えは確実です!

おしゃれ写真のためのスタイリング&撮影講座Vol.4
  by 花時間編集部

SNSで人気のある写真には共通点があります。それは、写真がきれいなこと。ここでは、自然光を生かして、花が見違えるほど、きれいになる方法を紹介します。

スマホでもきれいに撮れる花の写真、基本の「き」

Q5 説明的な写真からステップアップするためには?
A 写真を撮ったあとに大胆なトリミングを

アレンジ全体ではなく、部分的に寄ってみては? 花を挿した部分にだけ迫ったり、アレンジを縦半分だけにしてみたり。もっと寄って、いちばん素敵な花をクローズアップすると迫力満点な写真になります。周囲に空間を残して撮っておけば、スマホでSNSにアップするときに、いろいろなトリミングが楽しめます。

たとえば

花だけをトリミング 

縦半分にトリミング

Q6 ミニアレンジをおしゃれに見せるには?
A あえて、余白を大きく取ってみましょう

小道具を使わなくても、素敵に見せる方法があります。画面の片側にアレンジを寄せてみましょう。まん中に配置すると平凡な写真も、空間を大きく取り込め、スタイリッシュなイメージにできます。文字加工アプリで、余白にメッセージを入れてもおしゃれです。

思い切り片隅に

真上からの縦位置なら、空間は下に取っても。アートな雰囲気が作れます。

Q7 複数のミニアレンジはどんなふうに並べたら?
A 真上と真横で、並べ方は違います

アングルの特性を踏まえると、ぐっと効果的に配置できます。真横ではアレンジの間隔を変えるほか、前後させて奥行きを生かすことができます。一方、真上のアングルでは、直線に並べたり、あえてバラバラに置いてみたり。配置ひとつで、静と動を演出できます。

真横からの場合

横一列に

仲良しなイメージに。ひとつだけ離して置いても、リズムが生まれて素敵です。

前後させて

いちばん目立たせたいアレンジを手前に。バラ1輪も手前にあることで存在感が。

真上からの場合

一直線に

モダンな印象にするには、縦か横に絞って一列に。片側に寄せてもおしゃれです。

動きをつけて

キャンディがころころと転がったイメージで、間隔はあえて不統一に。

Q8 生活のシーンをうまく写真に取り込むには?
A カメラから遠い位置に家具を入れてみて

ソファやチェストなどを、部分的に画面に入れることで、インテリア写真のようになります。その際、花がしっかり引き立つように、家具は部屋の遠くの位置に。背景をボカせる一眼レフでなくても、遠くにあることで、存在感を弱めることができます。

窓を組み合わせて

ソファだけが遠くに見えるよりも、ぐっとリビングらしく。窓の光も爽やかです。

Step up

レフ板を使って花をもっと美しく!

窓辺での撮影では光は一方向からしか差さず、アレンジの室内側は暗く。そこで活躍するのがレフ板です。「レフレクター(反射板)」の略称で、影になった部分に光を当てる役割。影が解消され、花弁にも透明感が生まれます。

花の味方、レフ板は簡単に作れます

材料

 

ステンレスボード(白、76×108㎝)、白テープ、定規、鉛筆、カッター

1.ボードを横長に置き、定規を当てて縦半分の位置に鉛筆で線を。線に沿ってカッターで浅く切り込みを。

2 .1の切り込み面の反対側にボードを折ったら、内側の折り目に補強用の白テープを貼りましょう。

3. 開いて立てると、支えなしで自立するレフ板の完成。2枚作るとき、どんな光の状況にも対できます。

 

逆光とサイド光で使ってみましょう

・逆光の場合
レフ板あり

花びらの重なりがわかるほど、明るく。レフ板は左右に立て、全体の影を解消。

レフ板なし

背後は明るく爽やかなのに、アレンジのカメラ側は暗くなり、花は黒いかたまりに。

・サイド光の場合
レフ板あり

レフ板はアレンジの右側に立てて、光を反射。コントラストが弱まり、軽やかに。

レフ板なし

 アレンジの右側が暗い影になっています。光のコントラストがやや強い印象です。

 花とスタイリング・柳澤麻衣 撮影・山本正樹

  by 花時間編集部

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