一番身近で気軽な食器
幅広いアイテムでどんな花も受け止めてくれる食器。特別な大皿はダリアやバラを豪華に、日常の器は庭の花をほんのり数輪摘んでいけても。日々の花あしらいには、さりげなさがいちばんです。いけるときのポイントは食器らしさを残すこと。いろいろな形で楽しんで。

これ以上小さなものはないという花はティーカップへ。花束にして、縁の一か所にまとめます。ソーサーは水を少し張って花があしらえる場所に。爽やかなカップの色とシルエットを併せて楽しんで。
●ホワイトスター、オステオスペルマムなど
白い食器と爽やかな花色。濃厚な香りをどうぞ

食器を飾るグリーンが目にやさしいアレンジには、もうひとつのおもてなしが。それはハーブのすっとする香りと、ソーサーにそっと挟んだ蔓ものの甘い香り。香りの話に花が咲きそう。
●ビバーナム、リューココリネ、コリアンダーなど
口が広く浅い器は、縁に花をそっとのせる
ボウルの広い口を生かして、器の縁に花材をもたせ掛けています。おおきな花器に飾れない、鉢から切った丈の短い草花が大活躍。花の自然な動きを生かすので、うつむいて咲く花も。積んですぐ生けると花はとても長もちします。
●カンパニュラ、ラベンダー、スイートアリッサム、ミント
プレートとグラスの色が奏でるビビットなアレンジ

食器だからこそできる、色遊びです。グラスは海のような青。細いグラスに上向きの花を、広口に垂れる花を挿し、花色はブルー系とオレンジ色の反対色で印象的に。引き立て役にはオレンジがかった皿を用意。皿にも水を張って、花景色を描きます。
●ブルーデイジー、カランエコなど
流れ星のロマンティックを透明なガラスで受け止めて

華奢なワイングラスとプレートで作った透明な空間。プレートからこぼれるように星形の小花をあしらいます。グリーンで枝垂れる曲線を描けば、小花はまるで流れ星。足元には濃色のビーズが光ります。
●クレマチス(カルトマニージョ)、ライラック、オダマキ、ハゴロモジャスミン
おしゃれな花柄模様をアレンジに取り込む

スタッキングこそ、食器使いで生かしたいワザです。庭から摘んだ短い草花も、重ねたカップに挿せば十分な高さに。それぞれ異なる柄を組み合わせれば、世界にひとつだけの器が完成。カップを吟味して、模様の花をアレンジに取り込んで。
●オステオスペルマム、リナリア、マーガレット
花・深野俊幸、三浦佐知子、落合恵美