お正月にはバラを飾って、華やかにスタートしませんか? 身近な素材を少しプラスするだけで、ぐっと和の雰囲気に仕上がります。
紙と手ぬぐいで
お正月らしく
バラは、古くは「長春」と呼ばれており、縁起のよい花です。
なかでも赤、黄、紅白という寿ぎ色のバラを選んで、
和素材で変身させた器に飾り、明るく新年を迎えましょう。
おめでたい紙製の金屏風に
常緑のマツと黄バラで祝う
金色の色画用紙を1㎝幅の蛇腹に折り、横長のレターケースに巻いて覆えば、金屏風のできあがり。その上に、3本の色違いの源氏紐を大きく波打つように結べば、いっそう華やかです。四方にひろがるマツの中央に迎えたのは、剣弁高芯咲きのバラ。気品ある花姿が、空間も気持ちもキリッと引き締めます。 花/川守
[主役のバラ]ゴールドラッシュ ほかに、マツ、ワックスフラワー
手ぬぐいと組み紐で魅せる
着物スタイルが初々しい
高貴な和装美人に見立てて、はんなりやさしげなカップ咲きの赤バラをたっぷりと。筒形の器の上部に新聞紙を巻き、丸みのある胸元を形作りました。その上に手ぬぐい2枚を左右から重ねて包み、着物風に。洗練された紺と紫の色合わせがおしゃれ。襟元からのぞく白いカスミソウは、艶やかな赤バラの引き立て役です。●ほかに、カスミソウ 花/相澤
[主役のバラ]レッドエレガンス ほかに、カスミソウ
花・相澤美佳、川守由利子 撮影・落合里美