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ブラックアイが魅力! 大人ガーベラのバスケット | 花のある週末、はじめませんか Vol.17

ブラックアイが魅力! 大人ガーベラのバスケット  |  花のある週末、はじめませんか Vol.17

こんにちは!「ウィークエンドフラワー」プロデューサーの小川典子です。こちらでは、旬の季節に楽しみたい花の、“長もちさせるハウツー”や“簡単おしゃれなコーディネイトのコツ”をお伝えしていきます。花瓶がなくても大丈夫。少しの花材と身近な雑貨を組み合わせて、家のなかに自分のお気に入りの花コーナーを作ってみませんか?

11月第3週のおすすめは「ガーベラ」

11月のウィークエンドフラワー.その2/ガーベラ(和名:花車、大千本槍、英名:Gerbera)
●原産国: 南アフリカ
●主な生産地: 静岡県、愛知県、福岡県、千葉県 ほか

木枯らしとともに秋が駆け抜けていきます。艶やかな紅葉もフィナーレ、いよいよ冬の到来です。フラワーショップの店先も、クリスマスモードに! 店内はモミやコニファーなど、針葉樹のフォレストな香りいっぱい、冬が来るな~とワクワクします。

そんな秋と冬のあいだの季節に飾りたい花…。紹介したい花はいろいろありますが、今週は「ガーベラ」をチョイスしました。ガーベラは1年中出回りますが、旬は春と秋。秋は濃色系のシックな色合いが、より深く、美しく輝くシーズンでもあります。暑い時期に比べ、日もちも断然良いので、ぜひ楽しんでいただきたいです。

ガーベラというと、パステルカラーやビタミンカラーが若々しく元気な印象で、まさに“花のアイドル”といった存在。そのポップでキュートなかわいらしさは、特に若い女性に絶大な人気があります。

新品種が続々と登場するのもガーベラの特長で、品種の数は2000種にもなるそう。
日本では小中輪のミニタイプが中心ですが、かつては大輪系が大流行したり、現在は一見「キク(マムとも呼ばれますね)」のようなポンポン咲きの品種が人気だったり、その時々のトレンドもあります。最近は、ガーベラの咲きゆく姿も楽しんでもらおう!とつぼみ状のまま出荷される「つぼみガーベラ」が話題をさらいました。身近なガーベラも、奥が深そうですね。

そんなバラエティ豊富なガーベラから、今回注目したのは“ブラックアイ”。「大人ガーベラ」と呼びたくなるような、シックなガーベラに共通するのは、花芯の色が黒い、いわゆる黒目=“ブラックアイ”のタイプです。

ガーベラをよく見ると、花の中央が淡い黄色~黄緑の白っぽい品種と、こげ茶~黒色のブラックアイの品種があります。それぞれの魅力がありますが、花芯が白っぽい品種はどちらかといえば爽やかかわいい系、ブラックアイの品種は大人っぽさがプラスされたコケティッシュな雰囲気、と印象が異なります。しかもガーベラの花芯は、ちょっとモフモフしていて、触ると癒やされるのです♪

ガーベラは1輪でも絵になるキャッチーな花。今回は、かわいいだけに終わらない、大人っぽい表情を引き出してみたいと思います。アレンジに使用した、大人っぽく華やかなルージュのようなスパイダー咲き「ファンタジア」や、美しいグラデーションカラーで人気の高い「レンブラント」(セミダブル咲き)は、花形や色合いに立体感があるので、複数本のガーベラをまとめていけてもペタッと平面的になりません。カジュアルな印象が強いガーベラは、品種の選び方でぐっとおしゃれになるのです。

森の恵みと大人ガーベラで、クリスマスを待つバスケット

■材料(花材費合計=1500円前後)

●花材(画像下・左から)
ヒノキの枝(実付き)/1/3本程度
*スパイダーガーベラ「ファンタジア」/3本(画像は2本ですが実際は3本使用)
*ガーベラ「レンブラント」/2本
*フェイジョア/1本を小分けに
(飾り用に、松ぼっくり、クルミ、ドングリなど木の実)

●器について
ワイヤーのバスケットに、ガラスジャー(ジャー型のガラス器の蓋を取った状態)を入れました。器の周りには、木の実を入れてクリスマスを待つ季節の演出に。

●コーディネイトについて
ガーベラのブラックアイに合わせて、合わせる小物も「黒」をアクセントに。ちょうどこれからの季節にぴったりな、モミの木柄のナフキンがあったので、合わせてみました。針葉樹のヒノキの葉や実、フェイジョアのグリーンが、転がした木の実たちとも相性抜群です。

■3ステップでアレンジ

①切花鮮度保持剤を正しく希釈した水を、ガラスジャーに“浅め”(5㎝くらい)に入れます。ワイヤーバスケットの後方にガラスジャーをセットし、周りにざくざくと木の実を無造作に入れていきます。ヒノキの枝を、バスケットの外にも葉が溢れるように、ガラスジャーにいけます。

②ガーベラをやや高低差をつけながら、こんもりといけます。

③最後に小分けにしたフェイジョアの枝を、器の口元やガーベラの背後にあしらえばできあがり!

■ガーベラを長く楽しむコツ

ガーベラって長もちしない!と、少し前までは「花もちがよくない花」という残念なレッテルが貼られていた感がありますが、じつはそうではないのです! 生産や輸送の技術が格段に向上している背景はありますが、花を選ぶ際や自宅で飾る際に、ちょっとしたコツを知っていれば、ガーベラはぐっと長く楽しめる花になるのです。

●フラワーショップで購入する際に、
*花の中心がキレイで、カビていないかチェックしましょう。
*茎が堅く、断面が空洞になっておらず、茎の中が黒くないものを選びましょう。

●自宅で飾る際には、
*清潔なハサミで茎をまっすぐカットし、水替えのたびに切り戻しましょう。
*5㎝程度の少ない水にいけ、切花鮮度保持剤を入れるか、水替えを頻繁にすれば、長く楽しめます!
*ガーベラはバクテリア(雑菌)に弱いので、花器を除菌洗剤で洗ってから使用すると、さらにベターです。

ガーベラを飾っていて、そのうちに茎が水にどろっと溶けてしまった経験はありませんか? 茎がバクテリアに弱いので、水に浸かっている部分が少ないほどよいのです。バクテリアの繁殖を防ぐには、水を毎日取り替えるのがベスト。切花鮮度保持剤(ただし正しい希釈で)で、さらなる長もちが期待できます。

モノトーンのガーベラで冬の予感を漂わせて

■材料(花材費合計=1000円以内)

*ガーベラ「ガーデンゴースト」/2本
*ユーカリ「パルブラ」/1/3本程度
*リューカデンドロン「メリディアヌム」/1本

個人的な好みですが、私はブラックアイの純白のガーベラが大好き。さらに、スパイダー咲きとなると、"どストライク”(笑)なのです。ユーカリや、シルバーの実のようなリューカデンドロンと合わせ、小さくても存在感のあるアレンジに仕立ててみました。
切り戻してだんだん短くなったガーベラは、季節のグリーンや実ものと一緒に楽しんでくださいね。

寒い季節もガーベラで、心温かくハッピーに♪

ガーベラは国産100%の花。静岡県が日本一の生産地で、愛知県、福岡県、千葉県などでも作られています。太陽の光をいっぱいに浴びて、ハウスの中でガーベラがいっせいに花を咲かせる姿は、本当にうきうきする光景なんですよ。

ガーベラは、葉がついていない状態で出荷されるので、どんな葉なのか知らない方が多いかもしれませんね。ガーベラはキク科の花ですが、葉はキクっぽくなく、まるで大きなタンポポのよう! 原産国の南アフリカでは、もともと野生のタンポポだったというのも納得です。光合成して青々と育った葉は美味しそうです(笑)

愛され花の代表ともいえるガーベラ。
そばに咲いていてくれるだけで、ハッピーな気持ちになりますね! 
テーブルに1輪あるだけで気持ちがパッと明るくなります。私はキッチンに飾るのがお気に入り! 眠い朝にお弁当の用意をする時も、仕事から帰って疲れて夕食の支度をする時も、ガーベラが目に入るだけで元気をもらえるのです。

そして、ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」といったポジティブワード! ガーベラは皆を笑顔にする、そんなパワーがあるメッセージフラワーでもあります。

これからますます寒くなる季節、ガーベラのハッピーオーラで心温かに過ごしましょう。もちろん、クリスマスのアレンジにもおすすめです。

ではでは皆さま、花と素敵な週末を。

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Produced by WEEKEND FLOWER

Profile小川典子

(一社)花の国日本協議会プロモーション推進室長/フラワーシーンプロデューサー。会社勤めの傍ら23歳から本格的にフラワーアレンジを学び、(株)ワコール、キリンビール(株)の花部門、食品部門のマーケ...アーティスト詳細を見る

この連載について

花のある週末、はじめませんか

週末は花を飾って、季節を感じてみませんか。「ウィークエンドフラワー」プロデューサーの小川典子さんの提案です。花瓶がなくても、旬の花と身近な雑貨で、SNS映え抜群のワンシーンが描けます。