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古都・京都の花屋さん『プーゼ』が伝える、 花と器のすてきな関係|今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.12

古都・京都の花屋さん『プーゼ』が伝える、  花と器のすてきな関係|今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.12

京都にある花屋さん『プーゼ』のテーマは、‟テーブルに花を飾ると幸せが集まってくる”。『花時間』でいつもすてきなアレンジメントをつくってくれる浦沢美奈さんは、いつもその言葉を胸に、花1輪1輪を大切に扱います。

店だけでなく、アレンジメント教室が開催されているアトリエ(写真↓)でいけるときも思いは同じ。いける人も見る人も幸せになれる花をと願い、器選びにもこだわりますが、その考え方も、生まれも育ちも京都である浦沢さんらしいものです。

「京都には、歴史をまとった素晴らしい骨とう品もたくさんあります。じつは、以前はそういう立派な器にいけることを躊躇していました。私のような者がいけていいのかしら? 上手にいけられるかしら?って。でも、ある日、とある骨董品屋さんのおっちゃんに‟びびるな”って言われたんです。どんな器でも、いけてこそ、なんぼ。いけてこそ美しいのだと」

その言葉にはっとして、それからは、高価な器でも、身のまわりにある器でも、素直にいけられるようになったといいます。

「器に対する敷居がなくなりました。自分の好きな器にいける。それがいちばんすてきなことですよね」

そんな浦沢さんの器への思いが伝わるアレンジメントをいくつかご紹介しましょう。器は、1920~1930年代のアールデコ期を中心に英国で一世を風靡したスージークーパー。いずれも、親しくお付き合いをしている京都・西陣生まれの同志社大学大学院教授である村山裕三さんが、1980年代のロンドン駐在の際に買い集めたもの。まさに花好きと器好きの競演です! ‶幸せが集まってきそう”な空間をご覧ください。

乳白色のコーヒーセットの傍らに、オフホワイトのバラのリースを。

ティーセットにピンク色のバラを添えて。紅茶の色とともに華やぎが生まれました。

Tureenと呼ばれている、スープや野菜を入れるための器を花器にしました。

小さなミルクピッチャーにも、バラをさりげなく。

器にしたのは、両手鍋とお玉! 器のブルーと花のピンクのコントラストを楽しみます。

丸いお皿に、リースのように花の環を。

浦沢美奈さんの新刊が発売されました。季節の習慣や伝統行事が多く残る京都で浦沢さんが感じる花の色と形を、二十四節気という時節ごとに表現しています。お手にとってみてくださいね。

『京都の花屋プーゼの花日誌』 ¥1,700(文化出版局)

Shop Data:プーゼ(POUSSE)寺町二条本店
(藤井大丸店、フラワーアレンジメント教室もあります)
ホームページ/https://www.pousse-kyoto.com
オンラインストア/https://www.pousse-store.com
住所/京都府京都市中京区寺町二条下ル妙満寺前町460番地
電話/075・253・0077
営業時間/10:00~19:00
定休日/無休

構成と文・飯田充代

この連載について

今日はてくてく、「花屋さん日和」

大好きな花屋さんはありますか? わくわくするような花と出会え、ちょっとした店内演出にもこだわりが満載。訪ねたら、また行きたくなる花屋さんを集めました。お気に入りをぜひ、見つけてください。