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庭の野草や紅葉した枝をつかった美しいいけ花|ターシャの庭だよりVol.12

庭の野草や紅葉した枝をつかった美しいいけ花|ターシャの庭だよりVol.12

アメリカを代表する絵本作家であり、「スローライフの母」として世界中から愛されたターシャ・テューダー。56歳の時、長年の夢だったバーモント州に移り住み、森を切り拓いて広大なナチュラルガーデンをつくり上げたターシャは、92歳で亡くなるまで36年間、そこで一人で花を育て、自然に寄り添った生活を行いました。ターシャが好んで植えていた膨大な数の花の写真とその名前をまとめた本書『ターシャが愛した花の名前』から、ターシャが長年はぐくみつづけた花と庭、そしてライフスタイルを紹介します。©Richard W. Brown

秋の野草をいけ花に

ターシャが見上げている大きい花:ヒマワリ Helianthus annuus (英:コモンサンフラワー common sunflower)
ターシャの足下の黄色い花:北米種のアキノキリンソウ(カナダアキノキリンソウ) Solidago canadensis (英:カナダゴールデンロッド Canada goldenrod)
©Richard W. Brown

ヒマワリは、 鳥達の餌にする種を採るために、毎年、大型のものを育てた。‛マンモス ・ グレイ・ストライプ Mammoth Grey Stripe‘ ‛ ユニフロルス・ ギガンテウス Uniflorus Giganteus’ といった伝統的な品種が多かった。

ターシャの庭のアキノキリンソウは、 ターシャの背を越えるくらい大きくなる。 ターシャは生け花にもしたが、 染色にも使った。

東の草地に広がるアスター。 後方にアキノキリンソウの群生がある ©Richard W. Brown

この時期、ワイルドフラワーガーデンも、 アキノキリンソウに覆われる(写真なし)。

©Richard W. Brown

アキノキリンソウを生け花に(↑)。 いっしょに生けられているのは、 贈り物として届いた小型のヒマワリと、 レッドサンフラワーと呼ばれる赤花のヒマワリ。

黄色い花:フタマタタンポポ Crepis capillaris (英:ホークスビアード hawksbeard、 スムーズホークスビアード smooth hawksbeard)
たくさんある小さな白い花:ヒメジョオン Erigeron annuus (英:イースタンデイジーフリーベイン eastern daisy fleabane)
©Richard W. Brown

フタマタタンポポは、ワイルドフラワーガーデンの小径沿いにたくさん生えている。

半球状の白い花はノラニンジン。

庭に花がなくなっても、ターシャは、野草、紅葉の枝、実のついたクラブアップルの枝(写真にはない)などを使って、美しい生け花をたくさん作った。

※写真および記事の転載不可

Profileターシャ・テューダー

ターシャが愛した花の名前

1500円+税/KADOKAWA

ターシャが、自分のナチュラルガーデンで育てた花の図鑑。1990~1995年、2006~2007年に撮影された庭の写真を手掛かりに、ターシャが好んで植えていた約250種の花の名前を紹介。それぞれの花に寄せるターシャの思いも添えた。植物名の特定には、ターシャ自身のほか、家族やガーデナーのジェナ・ユネスコ氏の協力を得た。 本の情報はこちら

この連載について

ターシャの庭だより

広大な庭でガーデニングを楽しみ、大好きな絵を描き、自然と寄り添って暮らしたターシャ・テューダー。世界中のガーデナーが憧れるターシャの庭と四季折々の花、彼女の暮らしを綴ります。毎週水曜更新。