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8月は「ヒマワリ」。夏の風物詩の鮮やかな黄色が、元気をくれます|今月の花

8月は「ヒマワリ」。夏の風物詩の鮮やかな黄色が、元気をくれます|今月の花

真夏の照りつける日差しにも負けず、顔を上げて、元気いっぱいに咲き誇るヒマワリ。花屋さんの店頭や花壇で見かけると、エネルギーをもらったような気分になりませんか。暑さにぐったりしたときも、部屋にヒマワリを飾っていたら、ビタミンチャージできそう。切り花は、ヒマワリ畑で見られる園芸種と比べて、サイズは小さめ。定番の黄色からレモンイエロー、シックな茶系、八重咲きまで、多様に揃います。いけるときは、できるだけ葉を取って、水は浅めがベターです。

英名はsunflower(サンフラワー)。和名は、向日葵(ヒマワリ)のほか、、日輪草(ニチリンソウ)、日車(ヒグルマ)といった、別名もあるヒマワリ。属名のヘリアンサスは、ギリシャ語のhelios(ヘリオス、太陽)と、anthus(アンサス、花)に由来します。どの名称をとっても、まさに、“太陽の花”ですね。歴史は古く、紀元前からインディアンが食用にしていたとか。日本には、17世紀に渡来しました。夏が旬ではありますが、改良を重ねた結果、切り花ではいまや、1年を通して流通する花になっています。

【今月のアレンジ】
カジュアルな印象が強いヒマワリに、コチョウランを併せたら、こんなにもエレガントに。黄×アプリコット色の組み合わせが、品よく決まっています。明るい色のグリーンを添えれば、花たちがさらに引き立って。ヒマワリは、少しずつ重ねて、奥行き感を出しています。*ヒマワリ(東北八重、レモネード、サンリッチフレッシュレモン)、コチョウラン、クレマチスなど
花・斉藤理香 撮影・中野博安

季節を感じる暮らしのことば「日盛り」「夏の霜」

のたうつような暑さ、そよとも動かない風、道が白く見えるほどの強い日差し。8月は、逃れようのない、酷暑の時期。暑さをとことん感じたら、ことばに涼を求めてみませんか。暮らしのなかで使ってみたい、ときめくことばを二語、紹介しましょう。

■日盛り
真夏の晴れた日の、もっとも日差しが強い時間帯。だいたい正午から午後3時頃でしょうか。似た意味の「炎昼(えんちゅう)」には、暑さを厭う気分が漂っています。「日盛り」には、太陽も夏の恵みとして受け入れるような、肯定的な雰囲気があります。

■夏の霜
月の光が地面を白く照らす様子を、人々は長く「夏の霜」と呼んできました。さえざえとした月の光を受けて、地上は霜が降りたように、白く澄んで見えます。日中の暑さを思わず忘れてしまうような、夏の夜の涼やかな光景です。

この連載について

今月の花 ~Monthly Flower

春夏秋冬…繰り返す季節のなかで、その月を象徴する花があります。四季のある国だからこそ楽しめる花たちを、心ときめくことばと一緒にお届けしましょう。花とことばで、日本の季節を感じてください。