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花を通して、人と人を結びたい。『バック トゥ ネイチャー』東京・多摩川|今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.8

連載 2018/07/06
花を通して、人と人を結びたい。『バック トゥ ネイチャー』東京・多摩川|今日はてくてく、「花屋さん日和」Vol.8

やさしさや励ましを花に託して伝える花屋さん。人と人との縁を結べる場にもしたいと語るのは、大川智子さんです。東京の自然豊かな水辺、多摩川を見晴らす場所で『バック トゥ ネイチャー(back to Nature)』を営んでいます。

正確には、姉妹で切り盛りしています。右は以前、『マーガレットハウエル』のフラワーショップを一手に任されていた大川智子さん。左はスタイリストをしていた妹のオオカワジュンコさんです。店を立ち上げてから、2018年の7月でちょうど4年。花と苗もののほか、ジュンコさんが手作りする品々も含めた雑貨を販売する形態から、あることがきっかけで、もうひとつのテーマがふたりのなかに芽生えたそうです。

それは、お隣さんの存在。ショップがあるのは、川に沿って、レストランや美容院が立ち並び、人が集まるようになったエリア。2017年、偶然にも隣の店舗に越してきたのが、20年ぶりに再会した知人でした。「縁ですよね。お互い、驚いて、何か一緒にやっていこうとなったのです」。そう語る大川さんが見せてくれたのは、↓のハーバリウムです。

動物のオブジェは、設計と内装のデザインを手掛けるお隣さんの奥さま作。ハーバリウムと合体させて、共同作品が生まれました。

お店を訪ねると、ウインドーに↓のポスターを見つけるはずです。

縁をふたたび結んだ2店舗で展開する定期イベント「TAMAGAWAEN」。ENに込めたのは人との縁。この場所に集った人たちが、自分たちのように、またつながっていけるようにと、毎月、イベントを開催しているんです。たとえば、2018年7月は東京・神谷町の国産クラフトビールのパブ『日ノモトビアパーラー』も出店するライブ。お菓子作りをしている人も参加予定で、人の輪が少しずつ広がっているそうです。

イベントは桜が咲く4月から、多摩川の花火大会が行われる10月まで。いつもは毎月第1土・日曜の開催ですが、2018年の7月は7/14(土)~16(月・祝)の3日間! 参加したい方はお店に直接、尋ねてみてくださいね。

そして、「TAMAGAWAEN」というイベント名には、もうひとつの意味も込めています。「昭和の終わりまで、この近くには多摩川園という遊園地がありました。休日ともなれば、笑い声が響いていた温かな場所」。大川さんは、かつてあったその遊園地のように、人が集う場所になれば、と言います。自分の店のみならず、この一帯が。「人がつながって、その片隅に花があるなと気づいてもらえたら、それでよし。自分たちが楽しんでいくことが大切なのだと、今は思っています」。

撮影:大川智子

新しい方向へと進み始めた『バック トゥ ネイチャー』。それでも、自然の中に咲く花の美しさを心のよりどころにする姿勢に変わりはありません。

Shop Data:バック トゥ ネイチャー(back to Nature)
ホームページ/http://www.backtonature.jp
住所/東京都大田区田園調布1-55-20
電話/03・5755・5662
営業時間/11~19時
定休日/火曜
アクセス/東急東横線・目黒線・多摩川線多摩川駅より徒歩約3分

撮影・大川智子、鈴木清子 構成と文・鈴木清子


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