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白い花に白い花を|春夏秋冬 旬の花を探しに Vol.10

白い花に白い花を|春夏秋冬 旬の花を探しに Vol.10

フラワーショップ「Bear(ベア)」の熊坂英明が届ける、花の最旬ニュース。花市場で出会った旬の花からセレクトした、珍しかったりおもしろかったりする花やグリーン、実ものを、独自の視点で語り、紡ぎ、ブーケやアレンジで紹介していきます。

トルコギキョウは夏の花

八重咲きで大輪の品種が数多く出ている

トルコギキョウは桔梗ではなく

全く別の植物でユーストマとか

リシアンサスというリンドウ科の植物

綺麗な花が長く楽しめるので

初夏から秋まで欠かせない

メイン花材だ

現在は産地や時期をずらしながら

通年出荷されているので

いったいいつの花だかわからない

という人も多いのでは?

1本から数輪花がついているものが多く

単価も比較的高い部類の花

その見てくれから

「バラ?」「カーネーション?」

と間違われることも多い

蕾がたくさんついているものよりも

満開かと思うほど咲いていて

しっかりと色が出ていて

葉や茎が硬くしまっているものが

ベストな状態

毎日花を見て

状態を知っている花屋さんを

信じてくださいね

大きく花を咲かせるために

余分な芽を欠いて蕾なしで

出荷するスタイルも多く

それだけ大きく綺麗な花の状態が

長く楽しめる花なのです

質感のコントラスト

真っ白な八重咲きトルコギキョウ

アモーレホワイトと

お気に入りな真っ白なバンダ

フワフワと柔らかそうで

フリルが強い花弁と

パキッとして白磁のようで

肉厚な花弁

たっぷりのフワフワの中に

キリッとしたバンダが入り

両方の質感が際立つ

このコントラストが好きだ

光に透ける花びらも

それぞれ違う印象で

白い花同士なのに

同化しない

グリーンは足元のみ

花顔のみでオブジェ的にならないように

足元は少しナチュラルな雰囲気で作り

上の白と下のグリーンを分けるけれど

全体の印象を柔らかい雰囲気に

スッとしていながら

優しげで気品がある感じ

狙ったのはそんなところ

エンシクリアや

バロータも植物の動きに合わせて

入れてあげる

ランもトルコギキョウも

夏には大活躍の花

少なめのお水で管理したほうが

長く楽しめますよ〜

Profile熊坂英明

『ベア(Bear)』主宰。1997年より家業の生花店(東京・方南町)を継ぎ、短期渡欧や独学でヨーロピアンデザインを学ぶ。色、香り、形などで本質を感じる“花”をコンセプトに、多種多彩な花を品よく紡...アーティスト詳細を見る

この連載について

春夏秋冬 旬の花を探しに

花の個性や特徴を知れば、楽しみ方がさらに広がる!フラワーショップ『ベア』の熊坂英明さんが、定番はもちろん、ちょっと変わったものまで、市場で出会った花をいち早く紹介します。毎週月・木曜更新。