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清楚な花。カスミソウの花言葉や花名の由来、英語名を紹介します

清楚な花。カスミソウの花言葉や花名の由来、英語名を紹介します

丸く、小さな花がいくつも咲くカスミソウ。花屋さんには、一年を通して出回る定番フラワーです。楚々とした花ながら、ドライフラワーのスワッグや花嫁のブーケや花冠にされるなど、多くの女性に愛されています。そんなカスミソウは、どんな花言葉をもっているのでしょう? 基礎知識とあわせて、ご紹介しましょう。

1.カスミソウの花名の由来は?

まずは、カスミソウについて、基本的なことを知っておきませんか?

カスミソウの基本データ
学名:Gypsophila
科名:ナデシコ科
属名:ギプソフィラ属
原産地:ヨーロッパ、アジア
和名:霞草(カスミソウ)、花糸撫子(ハナイトナデシコ)、
群撫子(ムレナデシコ)、小米撫子(コゴメナデシコ)
英名:baby's-breath、Gypsophila
開花期:6月
切り花の出回り時期:周年
花色:白、ピンク
花もち:7~10日

奥ゆかしいイメージのカスミソウですが、じつは日本生まれの花ではありません。故郷は地中海沿岸からアジアにかけた地帯。100種を超える種類があり、日本へは、明治~大正初期にもたらされたと言われます。漢字を当てると「霞草」。いくつも分かれた枝先に無数に小さな花がつき、その様子が、さながら春霞がかかったようだと名づけられたそうです。花の容姿と名前がしっくりとなじんでいるためか、花にうとい男性にも知られる花のひとつになっています。

そんなカスミソウですが、じつは2種類あるのをご存知ですか? ガーデニングで寄せ植えなどに使われるのは一年草のカスミソウ↓。

私たちがよく知る‟花屋さんのカスミソウ”は、正確に言うと「宿根カスミソウ」といいます↓。

和名も異なり、一年草のほうは「群撫子(ムレナデシコ)」といい、白のほかに、淡いピンクの花があります。宿根カスミソウの和名は「花糸撫子(ハナイトナデシコ)」、「小米撫子(コゴメナデシコ)」。八重咲きの花が多く、切り花として、一年を通して流通し、熊本県や福島県がカスミソウの一大生産地として知られています。

最近では、緑や黄色、青、ピンクなどとカラフルに染めたカスミソウも生花とドライフラワーで出回り、人気を集めていますね。

生花のカスミソウを楽しみたいときは「カスミソウのおしゃれな生け方・飾り方。フラワーアレンジで長もちさせるコツ」、カスミソウをドライフラワーにしたいときは「カスミソウの、上手なドライフラワーの作り方と簡単アレンジ」も併せて、ご覧ください。

2.カスミソウの英語名が知りたい

カスミソウは英語で何と呼ばれているのでしょう。それは赤ちゃんの吐息という意味の「baby's-breath(ベイビーズブレス)」。ベイビーは愛しい人も意味し、海外でも幸せなイメージを抱かせる花のようですね。

学名の「Gypsophila(ギプソフィラ)」の語源は、ギリシャ語の「gypsos(石膏)」と「philein(好む)」。この花が石灰質の土壌を好んで育つことに由来するそう。

3.カスミソウの花言葉は、まっ白なその花そのもの

さて、本題の花言葉に移りましょう。カスミソウ全体では以下の3つが代表的なものとして挙げられます。

「清らかな心」
さまざまな花言葉があるなかで、もっともよく知られるのは「清らかな心」という花言葉です。何色にも染まらない、まっ白な花の純粋さから生まれた言葉のよう。同様の理由からか、ほかに「純潔」という花言葉もあり、いずれも西洋で誕生したもの。花言葉でもウエディングにぴったりですね!

「無邪気」
前述の英名「baby's-breath(ベイビーズブレス)」から生まれた花言葉は「無邪気」。赤ちゃんの天使のような寝顔が由来でしょうか。カスミソウのほかの花言葉、「幸福」は、ここから派生したものかもしれません。

「感謝」
なぜ、「感謝」なのかわかりますか? 昔は、バラと一緒にカスミソウがふわふわとあしらわれ、花束には欠かせない花でした。お礼の気持ちを託す花束に使われていたことから、この花言葉がついたそうです。

こんな花言葉をもつカスミソウは、結婚や出産など、人生でもっとも幸せをかみしめるときにふさわしい花といえますね。つぎの章では、カスミソウを贈るときに合わせてみたい花をご紹介します。

4.カスミソウを贈るなら、こんな花と一緒に!

控えめなカスミソウは、どんな花とも相性がよく、濃い色の花同士をもとりもって、ふんわりとやさしい雰囲気を漂わせてくれます。周年、花屋さんに並ぶカスミソウですから、四季折々に、季節感を添えて贈ってみませんか? 

春には…

チューリップ
春の使者、チューリップ。例えば、↓の写真のような白地に赤い絞り模様のタイプを選ぶと、かわいらしいショートケーキカラーの贈り物になります。

撮影・落合里美

スイートピー
この花が出回る頃は卒業式シーズン。踊るような花びらから、爽やかな春の香りが漂います。カスミソウを合わせるとさらにやさしく。

バラ
女性に贈るなら、花が小さなタイプのバラを選んでみて。カスミソウを合わせることで、可憐なイメージで贈れます。

撮影・落合里美

ラナンキュラス
薄い花びらとカスミソウの軽やかな花は相性抜群。黄色いラナンキュラスとカスミソウも春らしい取り合わせです。

撮影・落合里美

夏には…

デルフィニウム
暑中見舞いにいかが? 青い海や空を連想させるデルフィニウムと、まっ白な雲のようなカスミソウ。夏の景色を贈れます。

ブルースター
5弁の花が星を思わせるブルースターは、春から初夏にもっとも多く流通。七夕の日、カスミソウを合わせて、天の川に見立てて贈ってみましょう。

ルリタマアザミ
涼しげなコンビといえば、ルリタマアザミとカスミソウもそう。青紫色の神秘的な花をカスミソウで包んでプレゼント! ルリタマアザミは花と葉にトゲがあるので、贈るときに、ひと言、添えて。

秋には…

コスモス
秋の訪れを知らせるコスモス。カスミソウを添えることで、華奢なコスモスもふんわりとした花束になります。ピュアな花同士、テイスト的にも息がぴったりです。

ケイトウ
意外ですか? さまざまな色が増えているケイトウには、かわいらしいピンクや爽やかグリーンの品種も。カスミソウを合わせるなら、そんな明るめのケイトウと。

シュウメイギク
名前にキクとつくものの、じつはアネモネの仲間。つぼみは丸く、カスミソウを合わせると、大小の丸い形が集まって、愛らしい雰囲気に。

冬には…

スイセン
楚々とした日本スイセンも、カスミソウでがらりと洋風にイメージチェンジします! よい香りつきで贈れるのも嬉しいポイントですね!

ネリネ
くるんとカールする花びらが特徴のネリネ。なかでも、花びらに光沢があるものを「ダイヤモンドリリー」といいます。ふわふわしたカスミソウに埋めて、宝石のような花贈りはいかが?

5.鮮度のよいカスミソウの選び方は?

これも覚えておきましょう。買ったカスミソウが長く、きれいさを保つための見極め。

つぼみがたくさんついた花ほど、お得だと思いそうですが、カスミソウに関してはNG。じつは、つぼみは咲きにくいんです。切り花用鮮度保持剤で、つぼみも開くように処理をしているお店もありますが、間違いがないのは、よく開いた花が枝先までついているものを選ぶこと。花色もしっかり確認しましょう。カスミソウは日にちが経つと、変色し、からからに干からびてしまいます。

つまり、よいカスミソウを選ぶポイントは「どの花もしっかり開き、まっ白であること」!

花屋さんに行ったときの参考にしてくださいね。

そして、前述したとおり、以下の記事も併せてどうぞ!

・生花のカスミソウを楽しみたいとき「カスミソウのおしゃれな生け方・飾り方。フラワーアレンジで長もちさせるコツ

・カスミソウをドライフラワーにしたいとき「カスミソウの、上手なドライフラワーの作り方と簡単アレンジ

撮影・落合里美、鈴木清子 構成と文・鈴木清子


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