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アジサイ(紫陽花)の、上手なドライフラワーの作り方と簡単アレンジ

アジサイ(紫陽花)の、上手なドライフラワーの作り方と簡単アレンジ

1.アジサイのドライフラワー作りは難しくありません

ふっくらと手毬のように咲くアジサイ(紫陽花)。あまりにきれいだから、ドライフラワーにしてずっと飾りたいという声を、最近多く聞きます。ここでは、手軽にできるアジサイ(紫陽花)のドライフラワーの作り方を紹介しましょう。ベランダや庭でアジサイ(紫陽花)を育てていなくても、花屋さんの「切り花アジサイ(紫陽花)」を活用すれば、誰でもドライフラワー作りにトライできます。難しいテクニックは必要ありません。

「私の店にも、ドライフラワーにしたいから、とアジサイ(紫陽花)を買いに来られる方がたびたびいらっしゃいます」と言うのは、東京・用賀の花店『フルールドショコラ』の古賀朝子さん。自らもアジサイ(紫陽花)が大好きだそう。古賀さんに、ドライフラワー作りを成功させる切り花アジサイ(紫陽花)の選び方から、おしゃれな飾り方まで、花屋さんならではのアドバイスを伺いました。

2.切り花のアジサイ(紫陽花)には、さまざまな種類があります

本題に入る前に、アジサイ(紫陽花)について知っておきませんか? 花屋さんを覗くと、夏でなくても、切り花のアジサイ(紫陽花)が並んでいることがあります。こちらは輸入物。アジサイ(紫陽花)は、国内でのハウス栽培に加えて、オランダやニュージーランドなどの海外からも盛んに輸入されているのです。

花屋さんに並ぶ切り花のアジサイ(紫陽花)には、大別すると5つの種類があります。どの季節でも出合え、もっとも出回り量が豊富な西洋アジサイのほか、初夏と秋の季節到来を知らせるアジサイ(紫陽花)があります。このほか、いけばな用花材の専門店では、ヤマアジサイなどの風情のある日本アジサイも旬の頃にお目見えします。

西洋アジサイ

日本原産のアジサイ(紫陽花)がヨーロッパに渡ったのち、品種改良された園芸品種です。花(正確にはガクが花弁のように変化した装飾花)が大きく、ピンク、白、緑、紫など多彩なカラーバリエーションが。西洋アジサイのなかには、花びらの縁に切れ込みがあるものや、複数の色が混じるものなど、数多くの品種があります。
出回り時期/周年

アナベル

北アメリカ東部原産のアメリカノリノキの園芸品種。アジサイ(紫陽花)の仲間です。手毬のように丸く膨らんだ房は、大きなもので直径30㎝近くにもなります。先始めの初夏は白。咲き進むと、涼しげな淡い緑色に変わります。時期によって、違う色合いの花に出合えるのが魅力です。
出回り時期/6~9月

ミナヅキ

縦に長い円錐形の花房から、ピラミッドアジサイとも呼ばれています。漢字で書くと、「水無月」。旧暦の6月(現在は7月)に開花することから、名づけられました。花色は白と淡いライムグリーン。花びらは主にひと重で小さく、軽やかな印象です。秋になるとピンクや赤に色づいた花が「秋色ミナヅキ」として出回ります。ノリウツギの園芸品種。
出回り時期/6~10月

カシワバアジサイ

円錐形の房はミナヅキとよく似ていますが、葉を見れば違いがわかります。「柏葉アジサイ」の名前が示すように、5~7つに深く裂けた柏の葉のような葉形が特徴。北アメリカ東部原産で、園芸品種が出回ります。花は白く、ひと重と八重のタイプがあります。
出回り時期/6~7月

秋色アジサイ

じつは「秋色アジサイ」という名前は“通称”。西洋アジサイやアナベルのなかで、秋に、くすんだニュアンスカラーに変化する品種の総称です。花びらが固く締まっているのが特徴。赤みや青みを帯びながら、ひと房の中に複雑な色合いが混じります。
出回り時期/10~11月

3.アジサイ(紫陽花)のドライフラワーを成功させるには「時期」がポイント

いまや年中、花屋さんで入手できるアジサイ(紫陽花)ですが、美しいドライフラワーにするには最適な「時期」があります。それは9~12月。この時期は、大気中の湿度が低下し、干した花が蒸れずにドライフラワーになる、1年のなかでもベストシーズン。この頃はちょうど、切り花のアジサイ(紫陽花)そのものが変化する時期でもあります。花びらや茎から水分が適度に抜け、初めからドライフラワー作りに適した状態になっているのです。

一般的に、旬の時季にドライフラワーを作ろうと思いがちですが、じつは花によっては、それが最適とはいえません。アジサイ(紫陽花)の旬は6月。いきいきとした国産のアジサイ(紫陽花)が豊富に出回りますが、旬のアジサイ(紫陽花)は干しているうちにカビが出てしまうことも。これは、花に水分がたっぷり行き渡っているためです。写真は、花全体に水分が行き渡っていた西洋アジサイを、ハンギング法で干したもの。花がよれっとしてしまい、残念な仕上がりになってしまいました。

初夏はみずみずしいアレンジとして、アジサイ(紫陽花)を楽しみ、美しいアジサイ(紫陽花)のドライフラワー作りは、秋まで待つのが理想的です。秋に出回るアジサイ(紫陽花)を、花屋さんや花市場では、「秋色」と称し、秋色アジサイ、秋色ミナヅキなどと呼びます。ですから、ドライフラワー作りには、秋色~とついたものを選ぶのも、購入時のひとつの目安になります。

以下、ドライフラワーにしやすい切り花アジサイ(紫陽花)を、9~12月の出回り順に、流通の呼称で見てみましょう。

アナベル(グリーン)/9月

夏には白かったアナベルも、この頃にはピスタチオのようなグリーンに変化。ボリューム感のある贅沢なドライフラワーが楽しめます。

秋色ミナヅキ/9月

ミナヅキは、初秋には淡いピンクに色づき、さらに秋が深まると赤みを増した花が出回ります。夏の状態のものと区別し、秋色ミナヅキと呼ばれます。房が長いため、容易に小分けにすることができます。

秋色アジサイ/10~11月

前述したように、西洋アジサイやアナベルのなかで、くすんだニュアンスカラーに変化した品種が、この時期、秋色アジサイの通称で出回ります。いくつかの色が交じった複雑な色合いが人気です。

西洋アジサイ/12月

12月に花市場に並ぶ西洋アジサイは、ニュージーランドからの輸入品種です。クリスマスなどのイベントがあるこの月は、花を贈るシーンも多く、アジサイ(紫陽花)にはかなり高価な値段がつきます。一方、この時期の西洋アジサイは手間をかけずに、きれいな色のドライフラワーを作ることができる優れものです。

4.切り花アジサイ(紫陽花)のドライフラワー、3つの作り方

アジサイ(紫陽花)についての基礎知識の次は、いよいよドライフラワーの作り方に入りましょう。ドライフラワー作りには主に3つの方法があります。ハンギング、ドライ・イン・ウォーター、シリカゲルを用いる作り方です。どの方法を選んでも、作る前には下処理が必要です。

美しいドライフラワー作りのための、アジサイ(紫陽花)の下処理

写真のように、茶色くなって傷んだ花びらは取り除きます。また、葉をつけた状態でドライフラワーにするなら、折れてしまった葉も取っておきます。好みもあるので、必ずしなければならない準備ではありませんが、きれいなドライフラワーにするための、ちょっとしたひと手間です。

その1 アジサイ(紫陽花)を吊るして乾燥させる「ハンギング法」

ドライフラワーの作り方で、もっとも定番は、ハンギング法。英語だと難しく聞こえますが、花を下に向けて吊るすだけ、初心者にも嬉しい方法です。秋色アジサイの微妙に交じり合う色を残しながらも、自然な風合いで干しあがります。

ハンギングを行うのに最適なのは、からっとした晴天が続く日。長雨の時は湿気が多くなるので、避けてください。

■ハンギング法で必要なもの

・アジサイ(紫陽花)
・麻紐 *紐のなかでも花を傷めないのでおすすめ
・ハサミ 

■ハンギング法のコツと注意点
アジサイ(紫陽花)の房は大きいので、1本ずつ吊るすのがおすすめです。何本かまとめて吊るしても、ドライフラワーにはなりますが、花が接している部分の乾燥が遅かったり、房同士がぶつかったりで、小分けに楽しむとき、きれいな形にはなりにくい場合があります。

紐はきつく巻きましょう。茎に節があれば、その上で縛るのがベストです。アジサイ(紫陽花)は乾燥するにしたがい、茎からも水分が抜け、細くなります。縛り方が緩いと、干している間にするっと花が抜け落ちて、せっかくのアジサイ(紫陽花)が壊れてしまう危険性も。

■アジサイ(紫陽花)を吊るす場所
風通しよく、直射日光の当たらない場所を選んでください。たとえ湿度が低下する季節(秋)でも、湯気が立ち込めるキッチンやバスルームの近くに吊るしては、花や茎が湿気を吸ってしまい、元も子もありません。

また、窓辺もNG。光に透けてアジサイ(紫陽花)がきれいに見えて素敵だな、と思うかもしれませんが、色褪せが起こり、きれいな色合いのドライフラワーとは呼べないものになってしまいます。ですから、窓からは遠ざけて吊るしましょう。

■アジサイ(紫陽花)の吊るし方

問題はどうやって吊るすかです。コート掛けやハンガーラックを利用してみませんか? 壁に吊るすよりも通気性がよく、大きな房のアジサイ(紫陽花)も早く干しあがります。ほかに、突っ張り棒で廊下などに吊るすのも一案です。その場合は、通るたびにぶつからないよう、高い位置にアジサイ(紫陽花)を吊るしてくださいね。

■もっと素敵に楽しむワンポイントアドバイス
花屋さんで水あげされたアジサイ(紫陽花)は、房に張りのある美しい状態です。買ってきてすぐ吊るすのがベストですが、1~2日は水にいけて楽しんでから吊るしても仕上がりに大差はありません。

アジサイ(紫陽花)を吊るした状態を、インテリアとしておしゃれに見せたいときは、紐の上からラフィアを結んでもいいですね。

その2 アジサイ(紫陽花)を水にいけて作る「ドライ・イン・ウォーター法」

空気が乾く秋以降なら、アジサイ(紫陽花)を器にいけておくだけでも、花びらからゆっくりと水分が抜け、自然な色合いのドライフラワーになります。それが「ドライ・イン・ウォーター法」。生花のみずみずしさも同時に楽しめるお得な方法です。切り花のアジサイ(紫陽花)は案外、高価なので、買ってきてすぐ吊るすのはもったいないな、と思う人も、これなら気軽にドライフラワー作りができますね。

■ドライ・イン・ウォーター法で必要なもの

・アジサイ(紫陽花)
・フラワーベース *水が入れられる容器であれば何でもOK
・ハサミ

■ドライ・イン・ウォーター法のコツと注意点
器に水を入れ、アジサイ(紫陽花)をいけておくだけ。その際、ひとつ大きなポイントがあります。器の中の水は必ず、浅めにしてください。ドライフラワーにするのが目的なので、器の中の水を替える必要はありません。最初に入れた水が干上がった頃には、アジサイ(紫陽花)のドライフラワーが完成しています。

■もっと素敵に楽しむワンポイントアドバイス
この方法でアジサイ(紫陽花)のドライフラワーを作るなら、ユーカリなど、そのままドライになる花材も一緒にいけてみませんか? おしゃれなアジサイ(紫陽花)アレンジとして楽しめますよ。

その3 アジサイ(紫陽花)の鮮やかな色を残す「シリカゲル法」

湿気を嫌うお菓子や海苔などのパッケージに入っているシリカゲル。水晶や石英の成分と同じ、二酸化ケイ素で作られています。二酸化ケイ素には、表面に微細な穴が空いており、水分をはじめとするさまざまな物質を吸着する作用があります。この働きを利用し、ドライフラワー専用の乾燥材として、シリカゲルは、ネットや100均ショップなどで販売されています。

シリカゲルを使って、ドライフラワーを作るメリットは、色鮮やかなアジサイ(紫陽花)の色合いを残せることにあります。蒸し暑い梅雨時や夏でも、シリカゲルを使えば、美しい色合いのアジサイ(紫陽花)のドライフラワーを作ることができるのです。

■シリカゲル法で必要なもの

・アジサイ(紫陽花)
・シリカゲル *粉末状のもの。ドライフラワー用が最適
・タッパー(花1輪ずつの場合)、またはガラスの保存瓶(花が房状の場合)
・スプーン
・ハサミ

■シリカゲル法のコツと注意点
シリカゲルを用意するときは、ドライフラワー用を選びましょう。ドライフラワー用シリカゲルは、花びらの間に入りやすいよう粉末状になっています。そのため、花弁の隅々にまで入り込み、花の形を保つことができます。一方、食品などについているものは粒状のため、利用はおすすめできません、乾燥はしても、花びらにシリカゲルの粒の跡が残ることがあります。

■シリカゲル法の手順_花1輪ずつの場合

アジサイ(紫陽花)をシリカゲル法でドライフラワーにするときは、花を1輪ずつにしてから乾燥させるのがおすすめ。1本のアジサイ(紫陽花)は小花がたくさんつき、バラなど、ほかの花よりボリュームがあります。したがって、アジサイ(紫陽花)1本を、そのままの状態でドライフラワーにするには、大きな容器と大量のシリカゲルが必要になるからです。

① タッパーにシリカゲルを敷きます。目安は底から3㎝ほど。浅く、ムラのある状態では水分の吸着力が十分に働きません。

② ハサミで1輪ずつに切り分けたアジサイ(紫陽花)を、花同士が重ならないようにしながら、シリカゲルの上に並べます。

③ スプーンなどを使って、アジサイ(紫陽花)の上にシリカゲルをやさしくかけていきます。

④ まんべんなくシリカゲルをかけて、アジサイ(紫陽花)が完全に見えなくなればOK。

蓋をして、冷暗所に2~7日置いておくと、ドライフラワーの完成です。

⑤ できあがったアジサイ(紫陽花)を取り出すときは、タッパーを傾けて、お皿や新聞紙にシリカゲルを少し出しましょう。花が見えてきたら、ピンセットなどで、花びらをやさしくつまんで。ドライフラワーになったアジサイ(紫陽花)はデリケートなので、扱いには注意を。

■もっと素敵に楽しむワンポイントアドバイス_花1輪ずつの場合
花1輪ずつのシリカゲル法でできあがるのは、ドライフラワーのかわいらしいアジサイ(紫陽花)パーツ。インテリアフラワーとして飾るほか、レジンで加工してアクセサリーに仕立てるなど、小さなクラフトを作りたいときにもぴったりです。

■シリカゲル法の手順_小房の場合
房のまま、アジサイ(紫陽花)をドライフラワーにしたいときは、1本の状態から小さな房に切り分けてみましょう。こうすると保存瓶でも、簡単にドライフラワーを作ることができます。

① シリカゲルを瓶のなかに厚めに敷きます。瓶に入るサイズに切り分けたアジサイ(紫陽花)の小さな房を、この上にのせましょう。

② 蓋をしっかり閉めて、数日、直射日光が当たらない場所に保管します。このとき、上からさらにシリカゲルをかぶせる必要はありません。

■もっと素敵に楽しむワンポイントアドバイス_小房の場合
保存瓶を、なぜ、“ガラス”と限定したかわかりますか? それは、中のアジサイ(紫陽花)が見えるので、上の写真のように、お気に入りの小物と並べ、インテリアとして飾っておけるからです。完成したら、アジサイ(紫陽花)を取り出しても、そのまま瓶に入れて飾っておいてもOK。

ハンギング法、ドライ・イン・ウォーター法、そしてシリカゲル法。作りたいアジサイ(紫陽花)のドライフラワーと、そのあとの用途に合わせて、作り方を選んでみましょう。

5.アジサイ(紫陽花)と合わせて、ドライにしたい草花やグリーン

秋から晩秋にかけて作るアジサイ(紫陽花)のドライフラワー。干し上がったあと、アレンジにして飾るなら、こんな花とグリーンも一緒にドライフラワーにしてみませんか? いずれも秋に出回り、きれいな色のまま乾燥する花材です。

ワックスフラワー

直径1㎝にも満たない可憐な花を無数に咲かせるオーストラリア原産のワイルドフラワー。蝋細工のような花から、この名前がつけられました。色は主に白とピンク、赤。たくさん枝分かれしているので、小分けにしてドライにすることもできます。

センニチコウ

漢字では千日紅。咲いたあとも長い間、花色を保った美しい状態が続くことから、名づけられました。ドライフラワーにすると、花びらがカサカサとして、カイガラソウのような質感に。花色はきれいに残ります。茎が細いので、ハンギング法で乾燥させるときは、輪ゴムを使いましょう。

セルリア

英名はブラッシングブライド。「頬を染めた花嫁」という意味をもつ、ロマンティックな花です。南アフリカ原産で、オーストラリアで栽培された花が日本に輸入されています。とてもきれいな花なので、ドライ・イン・ウォーター法で飾りながらドライフラワーにしてみては?

カスミソウ

ドライフラワーにすると花がさらに小さく。アジサイ(紫陽花)に合わせて飾るなら、多めに乾燥させたほうがよさそうです。これも、ドライ・イン・ウォーター法でいけたまま、いつの間にかドライになっている初心者向きの花材。ハンギング法の場合は、茎が細いので、輪ゴムで束ねてから吊るします。

スターチス

生花として出回っているときから、すでにカサカサ。水分含有量が極めて少なく、誰でも失敗なくドライフラワー作りが楽しめる花の代表です。色はピンク、黄、紫などカラフル。ハンギング法で、風通しのよい場所に吊るして乾燥を。

バラの実

秋が深まると、赤い実をつけたバラの枝が花屋さんに並びます。写真は、つぶつぶした形がかわいらしいノバラの実。もっと大粒な実では、卵形やカボチャに似た形のものもあります。器にいけたまま乾燥させる、ドライ・イン・ウォーター法でも枝ぶりは崩れません。

ユーカリ

アジサイ(紫陽花)に香りを添えてみませんか? フレッシュのときはもちろん、乾燥してからも鼻を近づけると、清涼感溢れる香りが楽しめます。写真は葉が厚手の丸葉ユーカリ。花屋さんでおなじみの種類には、ほかに、葉が薄く、やさしくしなるユーカリ・ポプラスがあります。

ローズマリー

苗で出回るハーブ。植えると、枝をどんどん伸ばして旺盛に育ちます。剪定がてら、切ってドライにしてみましょう。乾燥させている間も癒されるスパイシーな香りは、干しあがってからも持続します。これも水分含有量がもともと少なく、ビギナーに打ってつけです。

6.作ったドライフラワーで、おしゃれアジサイ(紫陽花)アレンジ!

アジサイ(紫陽花)できれいなドライフラワーを作ったら、もうひとつのお楽しみがあります。アレンジして飾ること。1本を器にシンプルに挿しておくのも素敵ですが、ひと手間加えるだけで、素敵なインテリアに変身です。

その1 アジサイ(紫陽花)の香水ボトル

花材:西洋アジサイ

ガラスのアンティークボトルなどに詰め込むだけの、簡単インテリア。花を1輪ずつ切り分けて、シリカゲルで乾燥させたアジサイ(紫陽花)を使いました。 

その2 アジサイ(紫陽花)のミニミニリース

花材:西洋アジサイ、蔓

蔓を二重に丸めてみましょう。蔓の隙間にアジサイ(紫陽花)を差し込んで、グル―などで固定を。小さくいくつも作って、壁に吊るしたら、かわいい!

その3 アジサイ(紫陽花)のバスケット飾り

花材:西洋アジサイ、ユーカリ

ナチュラルな壁飾りです。こちらも、壁に掛けたバスケットの中に、アジサイ(紫陽花)を入れただけと、簡単。ユーカリなどのドライフラワーを添えて、アレンジ風に。

その4 アジサイ(紫陽花)のスワッグ

花材:秋色アジサイ、プロテア

アジサイ(紫陽花)を人気のスワッグに仕立てるなら、プロテアを合わせてワイルドなテイストに。さりげなく結んだラフィアもセンスアップのコツです。

その5 アジサイ(紫陽花)のブロカント風

花材:西洋アジサイ

ブロカントとは生活のなかの古い道具。錆びや色落ちといった時を経た味わいが、ドライのアジサイをさらに素敵に見せてくれます。ここではランタンを使用。

その6 トレーにアジサイ(紫陽花)をのせて

花材:西洋アジサイ2種

使ったのは、小さな房や1輪ずつに切り分けてシリカゲルで乾燥させたドライフラワー。サラダ感覚でこんもりと盛るだけで、色の交じり合いも美しいアレンジが楽しめます。

その7 アジサイ(紫陽花)のボックスアレンジ

花材:秋色アジサイ、チランジア

水を必要としないドライフラワーならでは! 箱の中にすっぽりと入れると、好きな場所に置いて飾れ、アジサイが壊れる心配もありません。水がいらないエアープランツをパートナーに。

Flower Artist:古賀朝子
『フルール ド ショコラ(Fleurs de chocolat)』オーナー。
1994年よりフローリストとして活動。定期的にヨーロッパに渡り、旬のデザインを吸収するなか、イタリアを中心に活躍するフローリストと交流。ローマやヴェネツィアでの結婚式の装花をともに手掛ける。東京・用賀のショップでは、森のような空間が広がるなか、全国各地から届く季節の切り花と枝もの、ヨーロッパのアンティーク雑貨を販売。著書に『フランスの伝統色でつくるフラワーデザイン』(誠文堂新光社)。
HP http://kogaasako.com

構成と撮影と文・鈴木清子


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