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チューリップのフラワーギフト、選び方とおすすめ10選

チューリップのフラワーギフト、選び方とおすすめ10選

春のフラワーギフトで人気の花といえば、やはりチューリップです。老若男女を問わず、私たちはチューリップに強い「春」のイメージをもっています。チューリップを主役にするだけで春らしさが表現でき、贈る相手に確実に季節感を伝えることができます。色も豊富なので、愛らしくしたいからピンクをメインに、赤をメインにして華やかに、などと多彩なイメージを生み出すことができ、どんなシーンにもマッチします。 そんなチューリップのフラワーギフトについて、価格の相場や選び方、おすすめのスタイルなどを、東京・二子玉川の花店『メゾンフルーリ』の佐々木久満さんに教えていただきました。

1.チューリップは多彩。7つの種類があります

チューリップには、いろいろな咲き方があります。それぞれの特徴は比較的わかりやすいので、花屋さんで見かけたら、ぜひチェックしてみてください。

ひと重咲き

花びら6枚の基本形。丸い花形が親しみやすい、もっともポピュラーな咲き方です。品種数もさまざま。

八重咲き

おしべが花弁化して、花びらの枚数が増えたもの。開き切ると、シャクヤクのようで、存在感は格別です。

ユリ咲き

尖った細長い花びらが、外側に反るように開く姿がユリに似ています。茎が細く、しなやかな印象です。

パロット咲き

切れ込みの入る花びらが、オウム(parrot)の羽根に似ていることから。波打つ花びらがドラマティックです。

フリンジ咲き

花びらの先に、フリルのような細かい切れ込みが入るのが特徴です。ひと重のほか、八重もあります。

原種系

小さくて素朴です。さまざまな品種の親となった原種をはじめ、原種系の中からいくつかが切り花として流通。

クラウン咲き

比較的新しく出てきた咲き方。花びらの先がつぼむ、独特な花形が王冠に似ていることから、こう呼ばれます。

2.チューリップのフラワーギフトを贈りたい。ぴったりのシーンは?

最初にも述べましたが、多彩な種類があるチューリップは、幅広いイメージを演出でき、どんなシチュエーションにも合わせることができます。たっぷりあしらって結婚式や誕生日などのお祝いの場で贈るのはもちろん、数本を束ねていただき物のお礼代わりに渡したり、プレゼントに添えて季節感を出したり、といった使い方ができます。

なかでもいちばんおすすめなのは、子どもへの花贈り。子どもがはっきり認識できる花の種類は限られていますが、チューリップは幼稚園などでも馴染みがあります。幼児でも「チューリップだ!」と喜んでもらえることでしょう。3月~4月中旬にいちばん出回り、花の旬が重なることからも、卒園・卒業、入園・入学のお祝いにぴったりです! 小さい子どもなら赤や黄色などはっきりした色のチューリップを、中高生の女の子には、花びらにフリルのような切れ込みがある、フリンジ咲きのピンクのチューリップを贈ってみてはいかが? 男の子でも、濃い紫色のひと重咲きを、縦長スタイルでスタイリッシュに仕立てれば、カッコイイですよ。

3.贈るときに気になる! 愛にまつわるチューリップの花言葉

最近は、フラワーギフトを贈る際に、花言葉にこだわる方が増えています。そこで、チューリップの花言葉を紹介しておきましょう。

チューリップの花言葉

全般…博愛、思いやり

赤…愛の告白

ピンク…愛の芽生え、誠実な愛

黄…望みのない恋、名声

オレンジ…照れ屋

白…失われた愛、新しい愛

紫…不滅の愛

花言葉はその花の特質などに合わせて象徴的な意味をもたせたもので、明確な根拠があるものではありません。監修する人や国、文化などによって、選ばれる言葉が違うこともよくあります。贈られる相手は花言葉を知らないことも多いので、あまりこだわりすぎず、自分や相手の好きな色の花を選ぶのが、いちばんよいでしょう。

4.チューリップのフラワーギフト(プレゼント)としての、価格や相場は?

フラワーギフトの価格は、花の種類や本数、大きさ、地域、時期(季節)によって、かなり違います。また、ギフトを作る花屋さんの立地条件、そのポリシーなどによっても幅があります。

このため、あくまで目安にはなりますが、チューリップを主役にしたフラワーギフトの場合、価格の相場は3000円前後です。花束でもアレンジでも、スタイルによって、相場額に違いはありません。チューリップだけでフラワーギフトを作るなら、この金額で8~10本ほど入ります。他の花を組み合わせた場合は、チューリップの本数は減ることになるでしょう。

5.チューリップのフラワーギフトには、3つのスタイルがあります

チューリップが主役のフラワーギフト(プレゼント)の種類は、大きく分けて次の3タイプです。フラワーギフト(プレゼント)は、花の種類にかかわらず、ほとんどがこのどれかのスタイルになります。フラワーギフトのベスト3といっても過言ではありません。もちろん、これ以外のスタイルをオーダーすることは可能なので、花屋さんに相談してみましょう。

花束

いちばんオーソドックスな、贈り花のスタイルです。茎を長く使うと、大きさやボリュームが出るので華やかさが感じられ、贈る際のインパクトは抜群です。ラッピングペーパー、リボンの色や素材にこだわると、よりおしゃれにセンスよく見えます。贈られた相手が、あとから束をほどいて、好きなスタイルにいけ直せるメリットがあります。
*チューリップ2種、スイートピー、アルストロメリア

アレンジメント

器に吸水性スポンジを入れて、デザインしながら花をいけたものです。花屋さんが素敵にいけた花を器と一緒に贈るので、そのまま飾れるというのが便利です。花に詳しくない方、病院や施設など手間をかけられない場所にいる方、給水ができるので遠方の方に花を贈るときには、特におすすめです。
*チューリップ2種、ラナンキュラス、ビバーナム、トルコギキョウ、マメの花

ボックス

アレンジメントのなかで、器に箱(ボックス)を使ったものは特にこう呼ばれます。近年、人気のスタイルで、箱(ボックス)にセロハンなどを敷いて、水が染み出ないようにしてから吸水性スポンジを置き、デザインしながら花をいけたものです。アレンジメントと同様、このまま飾れるので、贈られた相手に手間がかからない、というメリットがあります。安定性がよく、スポンジで給水ができるので、自分で長時間持ち運びする際にも便利です。
*チューリップ、アルストロメリア、マメの花、アイビー、ゼラニウム

6.チューリップのフラワーギフト(プレゼント)の選び方。その秘訣が知りたい

フラワーギフトは基本的に、用途、予算、主役にしたい花、贈る相手の年齢・性別・好きな色などを伝えて、花屋さんにおまかせするのがよいでしょう。花屋さんにオーダーをする際に、もうひと言、下記のような要望を付け加えると、より花の魅力が引き立ち、あなたの気持ちが伝わるギフトになります。

香りのいい花を合わせたい

チューリップにははっきりした香りがないので、香りのある花やグリーンを組み合わせると、よりしゃれたギフトになります。同じ春の花で、チューリップとはまったく形が違うスイートピーや、写真のゼラニウムのようなハーブ系のグリーンがおすすめです。

子どもに贈るならポップな色合い

小学生くらいまでの子どもには、やはりはっきりとしたポップな色使いのフラワーギフトが好まれます。赤や黄、オレンジといった暖色、赤に白の縁取りなどのはっきりした複色のチューリップを使ってもらうと喜ばれます。

八重咲きのチューリップで華やかに

花が好きな方なら、華やかな八重咲きのチューリップを主役にするのはいかがでしょう。つぼみのときは、ひと重咲きのチューリップ同様、コロンと丸い形ですが、咲くと、シャクヤクのように立体的になるので、その変化を楽しめます。

7.チューリップのフラワーギフト(プレゼント)、おすすめ10スタイル

花屋さんにおまかせではなく、自分の好きなスタイルのフラワーギフトを選びたい。そんなときにおすすめしたいのが、ここに挙げた10種類のフラワーギフトのスタイル。ヘアカットの際に、ヘアカタログの写真を示して美容師さんにイメージを伝えるように、「こんなイメージで、チューリップのフラワーギフトを」と花屋さんに伝えれば、より自分好みのギフトに仕上げてもらえますよ。

その1 大人の女性に似合う、渋めアレンジ

濃い赤紫色のチューリップに茶系の葉を合わせ、大人っぽいイメージを演出したアレンジ。器も足つきの高級感のあるタイプを選びました。“かわいい”だけじゃない、チューリップの新しい魅力を提案します。
*チューリップ、ラナンキュラス、パンジー、アイビー

その2 入学式を迎える女子にはかわいい花束を

ピンクのチューリップに同色の小花を添えた、スタンダードで愛らしい花束です。桜のイメージがある春のピンクは、卒業式や入学式を迎えた女の子に贈ってあげたい色。スイートピーと一緒に、甘い香りも漂わせて。

*チューリップ、アルストロメリア、スイートピー

その3 ビタミンカラーのアレンジで元気よく

温かな黄色とオレンジ色のチューリップをメインに、きれいな色のグリーンを添えたビタミンカラーのアレンジです。お見舞いや、激励の気持ちを伝えたいときに、「早く元気になって」と想いを込めて。明るい気持ちになれるので出産祝いにもおすすめです。

*チューリップ2種、ラナンキュラス、ストック、ゼラニウム

その4 とびきりラブリーな花束はデートの切り札

花びらの縁に、白いレースのフリルみたいな切れ込みが入るフリンジ咲きのチューリップ。花形といい、スイートピンクの色合いといい、それだけでロマンティックです。あえて1種だけを束ね、ラッピングもピンクにして超ラブリーに!
*チューリップ

その5 ボックスに凝ってメルヘンな世界観を表現

ボックスアレンジは、器に凝るのもおもしろい。たとえば写真のような、アンティークな風合いの花と鳥の柄のブリキ製の器に、白~ピンクのチューリップを盛り込んでみて。おとぎ話のようなストーリー性が感じられるあしらいになります。花好きな方に贈る、ひとひねりしたギフトです。

*チューリップ4種、アルストロメリア、スイートピー

その6 八重咲きの存在感を生かす白×グリーン

ぽってりと開く白い八重咲きのチューリップって、なんだかチューリップじゃないみたい!? この存在感を際立たせたいから、あえて色みを抑え、爽やかな白と緑色のアレンジに仕立てました。器もシンプルなシルバー色のカップに。

*チューリップ、トルコギキョウ、ビバーナム、テマリソウ、マメの花、レモンリーフ

その7 華やかな祝いの席にはミックスカラーで

色の種類が豊富なチューリップの魅力を最大限に発揮した、ミックスカラーの花束です。ラッピングペーパーも濃いピンクと淡いピンクの2種を合わせて、ぐっと華やかに。お誕生日や祝賀パーティなど、華やかなお祝いの席にぴったりです。
*チューリップ5種

その8 季節の訪れを伝える、甘やか春花アレンジ

白とピンクの複色チューリップに、同じ色合いのラナンキュラス、スイートピーなど、春の花を集めました。差し色を一切加えず、思いきりスイートに。春を伝える贈り物として、早春に贈ってみませんか。温かなピンクの色は、やさしい気分になります。
*チューリップ、ラナンキュラス、スイートピー、アルストロメリア

その9 大人数に贈るときはシンプルで見栄えよく

クラス全員に、お世話になった職場の先輩みんなに、など、たくさんの人に花を贈りたいときの強い味方がチューリップです。茎が長く葉にもボリュームがあるので、数本をすっきりシンプルに束ねただけで、見栄えのする花束になります。
*チューリップ

その10 ヨーロッパ風のおしゃれなフラワーボックス

さまざまな花材を詰め込んだボックスアレンジは、眺めているだけでわくわくします。ピンクと緑色というヨーロッパ風の色合わせが、おしゃれです。多肉植物とチューリップの、意外性のある組み合わせに、会話が弾むこと請け合いです。
*チューリップ3種、トルコギキョウ、ビバーナム、多肉植物など

Flower Artist:佐々木久満
『メゾンフルーリ』統括マネージャー。
生産者とのつながりを大切にし、これまでに訪問した花の生産地は150以上。数多い日本国内の花店のなかでも特に、産地や新品種に精通するフローリストとして活躍している。東京・二子玉川にある本店『メゾンフルーリ』とともに、長野県松本市でも花店を営む。いずれも珍しい品種の花が揃うのはもちろん、季節感を重視し、地域いちばんを目指しているというサービスのよさでも知られる。
HP http://maisonfleurie-web.com

構成と撮影と文・高梨奈々


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