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カーネーションのフラワーギフト、選び方とおすすめ10選

カーネーションのフラワーギフト、選び方とおすすめ10選

季節を問わず花屋さんの店先に並ぶカーネーション。でも、ギフトというと母の日にしか使わない方が多いのではないでしょうか? 「もちがよくてリーズナブル、しかも色の種類が豊富なカーネーションを、『母の日のイメージが強いから』と敬遠してしまうのはもったいない。ぜひ日頃の花贈りにもカーネーションを使ってみてください」と話すのは、東京・二子玉川の花店『メゾンフルーリ』の佐々木久満さん。形が強く主張しないカーネーションは、色の選び方や花材の合わせ方によって無限の可能性があるのです。 そんなカーネーションのフラワーギフトついて、価格の相場や選び方、おすすめのスタイルなどを、佐々木さんに教えていただきました。

1.カーネーションのフラワーギフトを贈りたい。ぴったりのシーンは?

最初にも述べましたが、カーネーションは非常にもちのいい花です。ですから、暑くて花が長もちしない夏場のフラワーギフトには大いに力を発揮してくれます。状態のいいものを購入して毎日きちんと水替えをしておけば、2週間近くも咲き続けてくれるのですから、贈られた相手もきっと満足してくれるはず。それでいてバラなどより安価だし、ボリュームもたっぷりなので、とても費用対効果の高い花と言えます。茎についている葉が小さく、どんなグリーンとも相性がいいので、夏はカーネーションとグリーンだけ、なんていうフラワーギフトもお勧めです。

手間がかからないという意味では、花のケアに時間を割けない忙しい相手や、病院や施設に入院している人への贈り花としても重宝します。花びらが散ったり落ちたりしないのも、こうしたシーンにおいては大きなメリットでしょう。

色が豊富なので、さまざまなイメージを演出できるのも特徴です。ふりふりの花びらがとても愛らしいから、ぎゅっと固めてかわいいイメージにすると女性に喜ばれます。さらに、お悔やみの花としても有効です。形を主張しないので、白や淡い紫などの花を選ぶと穏やかで清冽な印象になります。

2.贈るときに気になる! 愛にまつわるカーネーションの花言葉

最近は、フラワーギフトを贈る際に、花言葉にこだわる方が増えています。そこで、カーネーションの花言葉を紹介しておきましょう。

■カーネーションの花言葉

全般…あなたを熱愛します、純粋な愛、感動

赤…母への愛

ピンク…熱愛の告白、感謝の心

黄…軽蔑

青…永遠の幸福

オレンジ色…熱烈な心

白…私の愛情は生きている

紫…誇り、気品

花言葉はその花の特質などに合わせて象徴的な意味を持たせたもので、明確な根拠があるものではありません。監修する人や国、文化などによって、選ばれる言葉が違うこともよくあります。贈られる相手は花言葉を知らないことも多いので、あまりこだわりすぎず、自分や相手の好きな色の花を選ぶのが、いちばんよいでしょう。

3.カーネーションのフラワーギフト(プレゼント)としての、価格や相場は?

フラワーギフトの価格は、花の種類や本数、大きさ、地域、時期(季節)によって、かなり違います。また、ギフトを作る花屋さんの立地条件、そのポリシーなどによっても幅があります。

このため、あくまで目安にはなりますが、カーネーションの1本の金額は200~350円。カーネーションを主役にしたフラワーギフトの場合、価格の相場は3000円前後です。花束でもアレンジでも、スタイルによって、相場額に違いはありません。カーネーションだけでフラワーギフトを作るなら、この金額で8~10本ほど入ります。他の花を組み合わせた場合は、カーネーションの本数は減ることになるでしょう。

また、母の日が近くなると、需要が高まるカーネーションの金額はグンと跳ね上がります。3倍くらいになることもあるので注意してください。

4.カーネーションのフラワーギフト(プレゼント)には、3つのスタイルがあります

カーネーションが主役のフラワーギフト(プレゼント)の種類は、大きく分けて次の3タイプです。フラワーギフト(プレゼント)は、花の種類にかかわらず、ほとんどがこのどれかのスタイルになります。フラワーギフトのベスト3といっても過言ではありません。もちろん、これ以外のスタイルをオーダーすることは可能なので、花屋さんに相談してみましょう。

花束

花材:カーネーション3種

いちばんオーソドックスな、贈り花のスタイルです。茎を長く使うと、大きさやボリュームが出るので華やかさが感じられ、贈る際のインパクトは抜群です。ラッピングペーパー、リボンの色や素材にこだわると、よりおしゃれにセンスよく見えます。贈られた相手が、あとから束をほどいて、好きなスタイルにいけ直せるメリットもあります。

アレンジメント

花材:カーネーション2種、トルコギキョウ、マトリカリア、ビバーナム、イベリスなど

器に吸水性スポンジを入れて、デザインしながら花をいけたものです。花屋さんが素敵にいけた花を器と一緒に贈るので、そのまま飾れるというのが便利です。花に詳しくない方、病院や施設など手間をかけられない場所にいる方、給水ができるので遠方の方に花を贈る場合などには、特におすすめです。

ボックス

花材:カーネーション2種、トルコギキョウ、シャクヤク、バラ、ゼラニウム

アレンジのなかで、箱(ボックス)を使ったものは特にこう呼ばれます。近年、人気のスタイルで、箱(ボックス)にセロハンなどを敷いて、水が染み出ないようにしてから吸水性スポンジを置き、デザインしながら花をいけたものです。アレンジメントと同様、このまま飾れるので、贈られた相手に手間がかからない、というメリットがあります。安定性がよく、スポンジで給水もできるので、自分で長時間持ち運びする際にも便利です。

5.カーネーションのフラワーギフト(プレゼント)の選び方。その秘訣が知りたい

フラワーギフトは基本的に、用途、予算、主役にしたい花、贈る相手の年齢・性別・好きな色などを伝えて、花屋さんにお任せするのがいいでしょう。花屋さんにオーダーをする際に、もうひと言、下記の①②のような要望を付け加えると、より花の魅力が引き立ち、あなたの気持ちが伝わるギフトになります。

①濃い色、発色のいい色を選ぶ

カーネーションにやぼったいイメージをもつ人も少なくありません。それは、かつてよく使われたパステルカラーの花のせい。なので、ギフトにははっきりした色の花や、発色のいい花を選ぶと格好良く決まります。たとえば、この写真に使われている淡い黄色の花は、レモンシャーベットのようにクリアなトーン。ただのパステルイエローではなく、こうした澄んだ発色の花色を選ぶことがおしゃれに見せる秘訣なのです。

②色や形で遊ぶ

色や大きさ、形が豊富なこともカーネーションの魅力です。スタンダードな花だけでなく、ちょっと変わった色形の花もミックスして贈ってみましょう。上は白い花びらにピンクの縁取りが入る複色タイプ。下は同じ仲間のナデシコを掛け合わせた、ひと重のタイプです。こんなカーネーションもあるなんて! と贈られた相手もびっくりすることでしょう。

6.カーネーションのフラワーギフト(プレゼント)、おすすめ10スタイル

花屋さんにおまかせではなく、自分の好きなスタイルのフラワーギフトを選びたい。そんなときにおすすめしたいのが、ここに挙げた10種類のフラワーギフトのスタイル。ヘアカットの際に、ヘアカタログの写真を示して美容師さんにイメージを伝えるように、「こんなイメージで、カーネーションのフラワーギフトを」と花屋さんに伝えれば、より自分好みのギフトに仕上げてもらえます。

その1 透明感のある爽やかアレンジ

花材:カーネーション3種、キク、バラ、トルコギキョウ、ミント

爽やかな色、というと普通はブルーやパープルを連想しますが、こうした色のカーネーションをメインにすると、地味な印象になりがち。そこで、シャーベットトーンの花色を集めて、夏の花贈りにふさわしいクールな爽やかさを演出しました。

その2 南国花と合わせてトロピカルな花束に

花材:カーネーション、アンスリウム、モカラ、モンステラ

花自体が強い印象を持たないカーネーションは、合わせる花材によってイメージが変幻自在に変わります。ここでは、はっきりしたオレンジ色の花を、モカラやアンスリウムなどの熱帯系の花と合わせて、トロピカルな花束を作ってみました。

その3 くすんだワインカラーで大人っぽく

花材:カーネーション、シャクヤク、ユリ、バラ、トルコギキョウ、ゼラニウム

くすんだワインレッドのカーネーションを、テラコッタの器に盛った大人っぽいアレンジ。ユリ、バラ、シャクヤクと、主役級の花が目白押しですが、フリルたっぷりの花びらがたくさん重なるカーネーションのボリュームと存在感は、これらの花にも決して引けを取りません。パーティなどに持参してもよい華やかさです。

その4 ひと重咲きで花束にアクセントを

花材:カーネーション2種、ナデシコ、アルストロメリア、バラ

ピーチ色の微妙なグラデーションを描く、スタンダードなカーネーション。ここにアクセントをつけるのが、ピンクの花びらの中心に赤い輪模様が入る、ひと重です。ひらひらとしたひと重咲きの軽やかさが魅力なので、気取らない花贈りに。

その5 オレンジ×緑で元気を出してね

花材:カーネーション3種、ガーベラ、バイカウツギ、ドウダンツツジ

黄色からオレンジのグラデーションでまとめ、みずみずしい枝もののグリーンをたっぷり添えました。元気さとやさしさを兼ね備えたアレンジです。最近落ち込んでいる友達を励ましたいときや、お見舞いの際などにぴったり。

その6 赤茶のスタイリッシュな花束

花材:カーネーション、バラ、アンスリウム、ドラセナ

白い花びらに複雑に赤が入る、おしゃれなカーネーション。そこに真っ赤なバラや茶系の葉っぱを合わせた、スタイリッシュな花束です。赤いカーネーションの「母の日イメージ」を完全に覆す、こんな独創的な花合わせにもぜひトライしてみてください。

その7 お菓子の箱にピンクのスイーツ

花材:カーネーション3種、キク、トルコギキョウ、ユリ

お菓子用のギフトボックスにパッキンを詰め、ピンクの花をこんもりと盛り合わせた、スイーツみたいなボックスアレンジです。単色のピンクではなく、複色の花を使ってモダンに見せるのがポイント。グリーンもお菓子風にミントをチョイスして。

その8 お悔やみの花は淡くやさしく

花材:カーネーション2種、カンパニュラ、ヤグルマソウ、アルケミラ・モリス、チョウジソウ

仏前へのお供えやお悔やみのイメージでアレンジしてみました。キクでは重すぎるというときに、カーネーションはおすすめの花です。ごくごく淡いピンクをチョイスしたのは、真っ白い花だと冷たくなりすぎてしまうから。サブ花材は紫系でしっとりと。

その9 カラフルポップな花を片手に

花材:カーネーション、キク、モカラ、トルコギキョウ、バラ

カラフルでポップなんだけど派手すぎないこんな花束を、ぜひアクセサリー代わりに手にして欲しい。カーネーション、キク、ランと持ちのいい花ばかりを集めているので、少しくらい街歩きをしてもへっちゃらです。

その10 小輪のキュートさを存分に

花材:カーネーション3種、アスター、トルコギキョウ、ゼラニウム

花が小さいスプレーカーネーションを、器全体にポンポンとちりばめました。はっきりした色の花を選んでいるので、コンパクトなあしらいながらインパクトは十分。小さな花びらが集まる花々が顔を揃えて、とてもキュートです。

構成と撮影と文・高梨奈々

Profile佐々木久満

『メゾンフルーリ』統括マネージャー。 生産者とのつながりを大切にし、これまでに訪問した花の生産地は150以上。数多い日本国内の花店のなかでも特に、産地や新品種に精通するフローリストとして活躍し...アーティスト詳細を見る


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